贅沢消費の欺瞞

たまにデパ地下に行くと行列を見かけ、行列の先には自分では絶対に買わないような高額なスィーツを売っていたりします。買う人がいるからビジネスが成り立つのであって何ら文句を言う筋合いもありませんが、わざわざ並んでまで買いたい心理は分かりません。体に良いならともかく、たいていは見ただけで血糖値が上がりそうな砂糖のかたまりや、消化が悪くて眠りが浅くなるような食べ物ばかりです。自分の感覚がずれているのか、こんなものをこんな価格でと思う商品が都会にはあふれています。生産者が最高のものを作りたいとこだわる気持ちは健全ですし、それが付加価値として評価されるのは素晴らしいことだと思う一方で、贅沢志向の消費のあり方にはどこか欺瞞を感じます。華やかな世界に住む成功者とは所詮お金のスケールが違いますから消費行動を理解できないのも道理ですが、他方で華やかな生活から転落する芸能人の自暴自棄的な生活を垣間見ると、何と遠回りの人生なのかと思います。遠回りならまだしも人生にやりたいことも目標もなく刹那的に消費を繰り返しているとしたらもったいない気がします。

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