おもしろきこともなく世をおもしろく

従軍経験があり、昭和の歴代総理大臣の中で最後の存命者であった中曽根元首相が101歳で逝去しました。激動の戦後政治をつぶさに見てきた歴史の証人が最後に見た日本の姿はどのように映ったのでしょうか。高杉晋作の辞世の句は心に残ります。死に直面したとき人は人生の収支を考えるのかもしれません。人生の収支は良し悪しの総和ではなく面白いか面白くないかの総和だと思います。人が最晩年に後悔するのは自分らしく生きなかったことであり、人生に悔いを残さないためには自分の気持ちに素直に生きる必要があります。収支には会計期間がありますが、人生の収支は今この瞬間の気持ちが全てだと思います。人生最後の日が近づいているならスティーブ・ジョブズのように、この世でやり残したことは何かを考えます。人生最後の瞬間に今が最高と思える老年的超越は理想の人生です。

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