楽をすると早く死ぬは嘘?

相関を因果と取り違える過ちを人は犯します。会社の仕事などで楽をしている人は早く死ぬと言われていて、自分の実感とも一致するので長年この経験則を信じていました。先日、早く死ぬ人はもともと虚弱体質だから仕事も手を抜かないといけないと指摘されて考え方を改めました。手抜きをしている人を見ると腹が立ちましたが見方が変わると全く違った景色が見えてきます。マスコミは因果であるかのように相関を語り世論を誘導します。一方逆も真なりで、長寿を全うした人のなかにはもともと虚弱体質だった人が多く、鍛えているうちに体が強くなることもあります。原因に見えたことが実は結果で因果が入れ替わることはしばしば起こります。運動は健康に良いと信じられていますが、相関関係は証明できても因果を示すことはおそらく不可能です。健康な人ほど運動に取り組む活力があると考える可能性をわれわれは見落としています。医療が発達しても不健康が蔓延するのは、西洋医学が単一の原因かつ因果関係が明確な急性期の外傷や疾病にしか対処できないからだと思います。

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