長寿村と対象的な都市

長寿村に関心がありますが、昨日読んだ「ピオッピ式最高の長生き術」を含め世界の長寿村研究には共通事項を見出すことができます。ピオッピ(Pioppi)は地中海ダイエットを研究するアメリカ人生物学者が住んでいた人口200人に満たない村です。高脂肪低炭水化物の地中海式ダイエット発祥の地として知られ、隣村のアッチャロリ(Acciaroli)や山間部の村セッサ・チレント(Sessa Cilento)も世界屈指の百寿者が多い地域として知られます。共通するのはカタクチイワシやオリーブオイルなどの高脂肪、グリセミック指数が低い食事、地域が家族のようにつながり、歴史的に貧しい地域による粗食、傾斜地による高い強度の歩行と肉体労働、シエスタときれいな空気です。粗食で少食、たまに断食、肉体労働と十分な休息、豊かな人間関係があり生涯現役なのは長寿地域の共通項目と言えそうですが、これらは現代の都市とはまるで対照的な生活です。世界有数の長寿国日本に明るいイメージがないのは、長寿者と寝たきりのイメージが重なるからです。食べ過ぎで運動不足、人間関係は断絶し老後はやることがなく寿命だけが長いのは、糖質中心の食事による食べ過ぎ、安楽な生活の奨励、定年により仕事を失うことが原因だと思います。

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