フィクションなのか現実なのか

昨日は夕刊紙の見出しのような「関西電力 反原発町長暗殺指令」を読みました。一連の問題の震源地である原発銀座高浜町の今井町長(当時)の原発警備犬による暗殺を関電若狭支社の副支社長(同)が警備の委託先に命じたとする疑惑を扱った本です。犬を凶器にする荒唐無稽な発想は、有象無象が原発マネーに群がる現実が露呈した今は真実味を増します。話題の森山助役も同和利権の実力者、原発利権の中心人物として描かれ、関係者の多くが実名で書かれます。関電に忠義を尽くせば豊かな生活や金を得ることができる原発の町には言いしれぬ寒々しさを覚えます。反社会勢力を使い裏の仕事を仕切る幹部は、かつては多くの大企業にいたのでしょうが、原発という聖域には今も闇社会が広がっているのかもしれません。表の顔を持ったエスタブリッシュメントが実は裏社会を仕切るという陰謀説は世界中で注目が集まるようになりましたが、本を読み進めるとこれはフィクションなのか現実世界の話なのかさえ曖昧になります。

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