食欲は何を満たすのか

昨日は36時間食事を抜きました。トレイルレース中の補給で負担をかけた胃腸を空にして正常な食欲を取り戻すには間欠的断食(Intermittent Fasting)は最適の方法です。共感を得にくい考え方でしょうが、美味しいものを食べるためには、少なくとも一日は食事を抜くことが必要だと思います。食べない時間が続くと食べることにストイックかつ敏感になり、普段以上に深く味わおうとします。食べるから食べたくなるのであって、食べないでいると不思議と食欲は減退して行きやがて本当の食欲が現れます。マインドフルネスで言う食べる瞑想は普段は気づかない味覚の繊細さを発見でき、日常的な過食が味覚を鈍くしていることを戒めます。食べなければ人は死にますが、生活習慣病の大半が食源病であるように食べ過ぎも人を殺します。食べないことで体の内側に静けさが戻り、普段から胃腸がいかに重労働をしているか理解すると、食べることを無批判に賛美できなくなります。食欲とは気のせいであり、お腹が空くから食べるのではなく、食べなくてはいけないと思う空腹感で習慣的に食べていると、食欲が何を満たそうとしているのかが分からなくなります。

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