安楽の代償

UTMBが終わり、FB友達の何人かは全長330km、累積標高24,000mのTor des Géantsや450km、32,000mのTor des Glaciersを今も走っています。100mileでも想像を絶するのに、極限まで自らの肉体を追い込むトレラン界の長距離化トレンドは200mile時代に入ったようです。レースやトレーニングで体を壊したり免疫力が低下する不調も心配されますが、一方で世間にはびこる不調は体を動かさな過ぎることに起因します。体は鍛えることで強くなることが分かっており、飢餓など極限状態にある生物が長生きする傾向を多くの研究事例が示しています。高齢者が増える社会が否定的に見られるのは、年を取ればやがて体が動かなくなり、アルツハイマーや癌になる人が増えるという運命論的な前提です。オジサンやオバサンがときにネガティブな意味合いを持つのは、中年を境に面倒や苦労を避け、自分を変えようとせず、受け身で生きる人生に安住しようとするからかもしれません。生きるのが楽だと寿命は短く、体は弱くなるように生物進化がプログラムされているため、安楽な生活はいずれ代償を払うときが来ると思います。

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