空気が読めなくなった日本人

あおり運転殴打事件の容疑者の行動は常軌を逸し正当化されないことは当然として、他方でストレスに満ちた日本の道路環境が事件の背景にあることも事実です。実態と乖離した制限速度など、海外に比べ日本の道路はストレスに満ちています。イギリスのモーターウェイの制限速度は70mile/h(112km/h)で、制限速度が守られマナーが良くストレスとは無縁です。日本人の感覚からするとむしろ怖いほどのスピードなのに、大半の車が整然と規律ある流れを維持します。ニュージーランドでも制限速度は実用的で、路肩のない一般道の割に怖くてそんなにスピードは出せないという感覚です。中国の高速道路の最高速度は120 km/hで、追い越し車線の最低速度は110km/h、乗用車レーンは90km/h、トラックレーンでも60km/hと現実的ですが日本は一律50km/hとありえない低さです。低速車が追い越し車線を塞ぎ流れを止めても、警察はスムーズに車を流すという発想が欠落しているので、取締は限定的です。マナーではなくルールなのにそれを守らず、車の流れを止めても気づかない空気の読めない日本人が増えたことにも原因があると思います。

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