脳の生活習慣病

学生と話すと過半数が考えることが苦手な印象を受けます。いつから自分が考えることが嫌いでなくなったのか定かではありませんが、最近まで運動が苦手でしたので思考嫌いの気持ちも似ていると思います。筋肉も脳も負荷をかけて鍛えれば年齢に関係なく成長を続け、さらに鍛えたくなり気持ちが前向きになりますが、人間は面倒が嫌いで本能的に楽を求め、運動も思考も避けようとします。思考にも三大生活習慣病があると思います。狭い関心以外に興味を示さない「思考の放棄」、識者の意見を鵜呑みにする「思考の依存」、偏った思い込みの「思考の歪」です。これらの症状は出身校の偏差値とは関係がなく、記憶力勝負の学力を奨励してきた日本の教育は思考力を育むのに不適です。旅館事業の継続は自分の思考の多くを占めますがこの課題があるから、何を見てもビジネスモデルを考えたり、収支計算をしたり、人の動きを観察したり常に無意識のシミュレーションをします。脳も筋肉も惜しみなく使い切ることが生きる力を高める健康の鍵だと思います。

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