現代の道具が奪う直感

昨日は瑞牆山から信州峠まで往復しました。雲取・甲武信・金峰・瑞牆の4つの百名山を通る「分水嶺トレイル」に出る妻の下見に同行したのですが、この大会の特徴は踏み跡の曖昧なルートを使い、地形図とコンパス、ロープなど、かつての登山の道具が必携なことです。微かな踏み跡や古いテープを頼りに進むと、間違ったルートが何人にも踏まれてトレイルに見える箇所もあります。深い山でなくても、一般の登山ルートでも簡単に遭難が起こることは福島で経験していますので、遭難用に食料を残します。コースが整備されたおかげでわれわれは安易に山に入り、GPS頼りに道を知る必要もなくなりましたが、その代償に直感を失ったと思います。車をはじめ現代の道具は、より安易に快適にできることを主眼にした結果、運転の自覚もなくぼんやりと2トンもある凶器を走らせているとしか思えない事故も目立ちます。自然は人を癒やし、多くのことを教えてくれると思います。

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