もう車はいらない?

昨日、日本工学院でeSportsの話をしていて、これはスポーツと言えるのかという論点では意見が分かれます。汗をかかないマインド・スポーツを含めるべきではないという意見が多数派です。運動と身体の関係を重視する自身も、フィジカル・スポーツに限定すべきと思いますが、こうした心情とは別に、独特の環境や法規制により出遅れた日本でも2018年のeSports市場は前年比13倍に成長しています。海外ではプロリーグがeSportsリーグを運営するように、FIA(国際自動車連盟)やWRC(世界ラリー選手権)の公認大会が開催され、マクラーレンのeSports大会優勝者はマクラーレンの開発シミュレーター・テストドライバーとして採用されています。無人機による本当の戦争が、遠く離れた米本土で出勤するサラリーマンによって操縦されるように、航空会社にとってフライト・シュミレーターは不可欠です。もはや純粋な楽しみのために車を動かす時代ではないのかもしれません。実際の車よりはるかに安く、燃料も使わず事故のリスクもなく、失うものはGが発生しないことによる臨場感だけです。怖いのはVR技術と脳に微弱電力を流すことで心を支配する技術が結びつくことですが、技術進化により生まれる新しいカテゴリーは身体性に注目が集まるきっかけになると思います。

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