現代文明の恩恵と不幸

311は現代文明が生み出したシステムを人間がコントロールできないことを思い知らされる契機になりました。原発のライフサイクルコストが安いとする試算には原発事故の想定はありませんし、見えない費用や将来のコストはそこには反映されていません。原発ありきの恣意的な事業収支が原発を進め、電力会社は有利子負債の圧縮と設備投資の抑制により安全を犠牲にします。原発ゼロや自動車の100%電化を進めるヨーロッパ諸国に対して、日本では思い切った方向転換ができません。多くの日本人は現代文明がもたらした恩恵にばかり目を奪われ、そこから距離を取ることで得られる健康や幸せを過小評価しているからだと思います。写真は震災前によく訪れていた気仙沼です。

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