欧米尺度の幸せ

時差ぼけが治らないまま一週間滞在したロンドンから昨日帰国しました。欧米諸国を訪れると日本は惨めで不幸な国に見えます。アジア人固有の欧米へのあこがれや単なる観光客目線、ないものねだりとばかりも思えません。都市の景観や自然、美術館や博物館、あらゆるデザインの洗練、余裕ある暮らしぶりなど大きな差があります。単に暮らしが豊かということでなく、ストレスや執着なく素で生きられる心の豊かさが日本やアジアの国より勝る印象です。他方ロンドンでは、日本に比べ時間も仕事もルーズな印象を受けますし、土曜日に突然公共交通の地下鉄が営業を休止する感覚は日本人には理解できません。ホテルや飲食店のスタッフも日本の方がよほど勤勉なのに、生産性が低いという事実を突きつけられるとき、何か大きな見落としをしていると思います。身の丈に合わない欧米尺度を採用しながら、日本固有の妙な完璧主義が軋轢を起こしているのでしょう。

Translate »