紀元以降は砂上の楼閣

人が幸せかどうかなど余計なお世話ですけど、幸せな人はどのぐらいいるのか考えます。社会的ステイタスの誇示に余念がない人、きれいごとばかりで本音のない人、人がまわりにいないと不安な人、生活に困らないのに怯えて暮らす人、損得を基準に生きる人など、満たされているのに満たされない人は少なくありません。他ならぬ自分自身も誇張された幸せを日々フェイスブックに載せたい誘惑にかられます。いつの時代も本質はシンプルで、幸せかどうかは人生を生きる価値があるかどうかです。生きる目的や理想にときめきがある人はいかなる境遇にあっても幸せだと思います。必要なことはソクラテスやプラトンの時代から分かっていたことばかりです。近代医学の中心を成す外科治療にしても戦争とともに進化した側面が強く、人間の幸福への貢献と言えるかは疑問もあります。われわれが進化だと思っていた紀元以降の歴史は砂上の楼閣なのかもしれません。

Translate »