共に闘う姿勢の欠如

昨日は小室直樹氏の著書「硫黄島栗林忠道大将の教訓」を読みました。硫黄島の激戦が戦後を変えたとする視点は、戦後の発展を違う目で見ることができます。硫黄島は自分にとって特別な島です。グアムに向かう機上からその島影を遠く望むことができ、摺鉢山の特異な形状が目をひきます。以前遺骨収集に行こうとした年は渇水で事業が中止になりました。劣悪な条件下数ヶ月で18.5kmもの連絡地下道を完成させ、逃げ場のない絶海の孤島で圧倒的な物量の米軍に日本軍以上の損害を強いたのは、栗林中将の統率力にあるとされます。優れた指揮官の共通点は従来のしきたりや戦術を根本から考え直す洞察力と合理性だと思います。命令ではなく、先頭に立ち共に闘う姿勢こそがリーダーシップの原点であり、無責任体質の蔓延する日本に一番欠けているものでしょう。

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