救世主か乗っ取り屋か

暴動に見舞われるフランスの起死回生策として日産乗っ取りの片棒をかつぎ、今や日本の敵となってしまったカルロス・ゴーンですが、今も経営者としての尊敬の念は変わりません。1999年4月に日本に赴任し半年後に発表された日産リバイバルプランは誰もが実現不可能と思うほど挑戦的なゴールを設定しました。聞きなれないコミットメントという名の公約は、3つの目標のいずれか未達成の場合は経営陣全員が辞任するという大胆なものでした。「実績こそが信頼を培う。実績が上がらなくなったら、グッドバイだ。」という潔さは、無責任体質に慣れきった日本社会に衝撃を与え、そして計画は前倒しで実現されました。とくに親近感を覚えるのは、一貫したマイクロマネジメント嫌いです。それが行き過ぎた結果公私混同に至ったのであれば少し気の毒な気がします。

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