ゲームとしてのイリュージョン

昨日は人気下降気味のスカイツリーの近くの会社に行きました。ターミナルに向かう通勤電車に乗るのは今やたまのイベントです。30年以上この非人間的な装置に乗ってきたことは正気と思えません。鉄道会社に入社した30年前、誰かが「通勤は格闘技だ」と言いました。人の心を荒ませる通勤光景は今も変わりません。都市の豊かさは意図的に生み出されたゲームとしてのイリュージョンだと思います。誰もが経済成長の恩恵を受けた時代は、その光の眩しさで欲望増殖の罠が見えませんでした。経済の発展を自分の夢と重ねられなくなった人が都市との距離を置き始め、自分もその一人です。都市的な豊かさの夢はうつろいやすく、すぐに次の夢が必要になります。比較対象を増やしながら享楽追及の夢を見続けるとやがて心は蝕まれていくと思います。

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