未来こそ生きる原動力

経営する㈱甲子高原フジヤホテルの決算期は9月です。前期決算は黒字ながら営業を休止している旅館単体のプロジェクト収支は赤字です。苦労の絶えない旅館を買ったことに後悔がゼロではありませんが、得たものはそれを埋め合わせるのに十分です。旅館を直接営業することで初めて分かることも多く、様々な人たちとの出会いが新しい世界を見せてくれました。そして東京以外の場所に住むことの素晴らしさを知りました。実利的なメリットもあります。50年営業してきた旅館の知名度は、ぼくのように組織的な背景を持たない人間には一定の信用につながります。斜陽産業の代表格である旅館を買ったことに興味を示してもらえることも重要なメリットです。何より最大の魅力は未来を買ったことです。人生の重大決断をさせたのはブナ原生林に囲まれた阿武隈源流の美しさであり、ここで実現したいまだ見ぬ未来こそが今を生きる原動力です。

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