就職活動は恵まれない人のため?

この週末に留学する娘の高校で文化祭がありました。プログラムの表紙に書かれた「絶対全員主人公」の文字が目を引きます。立教大学で教えている頃から2割ほどの学生は就職に興味を示しませんでした。優秀な学生はジョブクリエイト(job create起業)を目指し、ジョブシーク(job seek就職活動)には関心がありません。講義のあと質問に来る熱心な学生は授業の内容ではなく、自分のビジネスプランへの助言を求めていました。イノベーションの権威である某先生が言うように、就職活動は恵まれない人がする時代になるのは目の前かもしれません。生活の糧を誰かに依存すれば、いつも何かに怯えて暮らすことになります。世界のソニーが「設立趣意書」を起草したのは終戦翌年の1月です。四輪車販売世界7位、二輪車と小型ジェット機世界首位のホンダが浜松市で起業したのも1946年です。GEM(Global Entrepreneurship Monitor)の調査によると日本の起業活動率は67カ国中66位とほぼ世界最低です。多くの日本人は仕事を創るという魅力的な選択肢を忘れています。主体性を失い守りに入れば人は老います。既得権にしがみつく老害が巣食う社会を終わらせる第二の戦後こそ日本が生き残る道だと思います。

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