今なお残る20世紀の成功体験

昨日は農業ベンチャーのプラントを見に静岡に行きました。伝統的業界に残る昔ながらの商習慣の間隙を突く戦略はビジネススクールのケーススタディになりそうです。その重要さゆえに農業は保護され、皮肉にもそれがイノベーションを阻害し自らの首を絞めてきました。帰路、夕暮れの高速道路を走っていると学生時代を思い出します。車と青春が同義語だった自分の世代が社会に出てから昭和が終わるまではわずか数年です。そのあとの日本が長いトンネルを抜けられないのは、奇跡的な経済成長を見てきた昭和の指揮官に率いられた日本株式会社が、平成になっても戦い方を変えなかったことが原因だと思います。いわば野戦築城された信長鉄砲隊の馬防柵に突進する武田騎馬軍団です。閉塞感漂う企業の多くは、20世紀の成功体験と勝ちパターンで21世紀を生き延びようとしているように見えます。

Translate »