不甲斐ない自分を捨てる

9月に入りましたが、今年ばかりは過ぎ行く夏を惜しむ気持ちにはなりません。日本は自然の美しい四季の国から、猛暑日の一方で雪が降る二季の国になったようです。自然のなかで行うトレイルランニングの長距離レースでは熱中症と低体温症を同時に経験します。今日は2年ぶりにレース復帰するために雨の岳温泉に来ました。ゴールの瞬間に全てが美化されるとは言え、肉体を極限まで酷使する過酷なレースを多くの人が求める理由を分析的に説明することは困難です。誰もが本気にならない社会にあって、自分の能力を試せるはけ口が耐久レースなのかもしれません。普段の生活では完全燃焼できない不甲斐ない自分を捨てることができる唯一の場がレースなのです。

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