人生を変える旅

昨日神山町から戻り、今も旅の余韻が残っています。人生を変えるような旅の目的地を人に勧めるとしたら、神山は有力候補でしょう。神山訪問が昨年だったなら、ぼくの人生を変えていたかもしれません。視察団が訪れる今風に改装された古民家や、田舎に不釣合いなビストロを真似ることには意味がありません。

核心は昔から暮らす人と新たな移住者が織り成す、神山独特の空気です。行政主導による頭数の移住促進ではなく、逆指名により町に必要な人を呼び込めたことが要因だと思います。芸術家が滞在しながら制作活動をするアートインレジデンスが神山町の移住の原型となり、海外の違う価値観を受け入れた国際交流が、やがて移住者という国内交流へと広がっていきます。

ぼくが探していた「新しい生き方・働き方」がこの町にはありました。早くも町の顔となったカフェオニヴァ(Cafe on y va)では夏の1ヶ月はスペイン、ポルトガルなどの海外研修に行き、週休3日で自分たちの価値が高まる個人プロジェクトにあてることで自立を促すと言います。カフェオニヴァの料理は気取ったところがなく、繊細な都会的洗練というよりどこかフランスあたりの郊外のオーベルジュの料理を思わせます。

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