
旅は学びだと思います。神山町で過ごした2日間は大切なことを学ぶ機会になりました。意識面で見ると神山町は都市よりも都市らしい感覚にあふれています。ある意味田舎の象徴でもあるスローライフとは対極にあるアグレッシブさや先端的な生き方があります。神山町は一見すると日本各地にある中山間地域の平凡な町です。神山町の成功は偶然の蓄積にも見えますが、その根底にあるのは普遍性だと思います。
1927年に日本に送られた日米友好のシンボルである「青い目の人形」の一体が、90年の時を経て神山町を大きく変える原点になったという物語ほど心引かれるものはありません。人形に添えられたパスポートの出生地欄のペンシルバニア州で贈り主を探し始め、これを契機に町が大きく変わっていくという話にはロマンさえ感じます。一人の人間の小さな行動が町を変え、人が人を呼ぶ形で人材集積が起こることは古今東西変わらないと思います。人々を吸引し、多くの人が生きる意味を見いだす町全体がパワースポットです。