親子の文化的ギャップ


夏休み中の娘と松本に行きました。普段は互いの行動時間帯が違い顔を合わせることが少ないので貴重な機会です。不思議なのは、娘とは40歳も離れているのに、文化的ギャップが少ないことです。車中では同じ歌を歌い、レストランでは似た料理を頼み、旅行先、美意識、社会への関心にもさしたる違いがありません。一方で私と戦前生まれの父は30歳差とむしろ世代は近いのに、戦前・戦中の価値観、戦後の物不足の中で人格が形成されたためか、そこには明らかなギャップが存在しました。戦後の平和な80年が、世代間の文化伝播を容易にしたと思います。加えてYouTube、Netflix、SNSなどのメディアの普及が、親子間の文化が断絶しにくい構造を支えている気がします。結果として私が父の時代の文化をほとんど継承しなかったことは、そこには文化的な変化があり、他方で娘世代との間には発展がなかったと言えるかもしれません。

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