
ポストコロナに就職した娘を見ていると、自宅やカフェでのリモートワークが当たり前で、
付き合い残業や長時間労働が美徳だった昭和の残滓と言える自分の世代から見ると、羨ましく見えます。しかし、「今の若者は恵まれている」と考えるのは間違いで、生成AIの進化による一人ユニコーン企業に代表される、「雇用なき成長」が重要なトレンドになり始めています。人件費を抑えながら高度なスキルとテクノロジーを活用し、自動化を駆使した規模の拡大が可能になり、1人でも大企業に匹敵する影響力を持つことができる時代の到来は現実味を帯びます。一部の人にとっては、自由なライフスタイルを維持しながら収益を最大化できる可能性が広がりますが、終身雇用や経済成長が怪しい今の時代に、仕事に想いを持つことは難しいのかもしれません。会社に尽くす以外に選択肢がなかった自分の時代は、むしろ恵まれていた気がします。