心地よい風

昨日は1916年創業の料亭「金沢園」を保存・活用した「旅館 喜多屋」(KITAYA Ryokan)を見せていただきました。かつては与謝野晶子が歌会を、高浜虚子が日本探勝会を開いた建物は国登録有形文化財に指定されています。東京・品川にあった明治期の建築とされる木造二階建ての日本家屋を1930年に移築したものだそうです。現行法規のもと再生することの難しさは身をもって理解していますので、リアリティをもってお話を聞くことができました。豊かな緑に包まれる歴史的文化財の二階の和室でお話を伺っていると心地よい風が海に抜け、子供の頃見慣れていた祖父の家を思い出します。快適さを追求した今の住まいがとても無機質に感じられます。

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