
娘が就職し、肌寒い昨日は初出勤日でした。互いにあまり干渉をしない家族で、娘は海外にいた時間が長く、そのためか感慨深いこともありません。思い返すと娘は手を煩わせることがなく、子供の頃にぐずって親を困らせた記憶もありません。女子校を退学して自分で区立中学に転校を決め、海外留学先などの進路も親に相談することはなく、親よりはるかに世渡り上手で、就職先も事後報告です。お互いの誕生日に家族が揃うことはほとんどなく、35年目の結婚記念日も過ぎてから思い出す程度です。つかず離れずの、少し親しい同居人といった感覚で、それぞれが好きなように過ごす距離感は悪くない気がします。家族という呪縛にとらわれ過ぎればかえって摩擦が生じ、一人一人が自立し尊重することが先で、結局は結束力を強いものにするのかもしれません。