戻るべき場所に人を戻す

4年に一度29日がやってくると暦について考えます。身近なところでは二十四節気があり、四季という地球のリズムを反映する時間の計測法と言えます。一方で人間のバイオリズムは、月の満ち欠けという自然のリズムに合わせることで、生物的な機能と有機的につながると思います。われわれは天気や気温、気圧には注意を払いますが、1年に13回巡ってくる満月など、月の運行に合わせた生活は一般には浸透していません。子供の頃はどの家庭でもお月見の習慣がありましたが、今は空を見上げる余裕すらありません。先祖から受け継がれた知恵や習慣は、時代に合わないしきたりとして寂れて行きましたが、それらは古めかしいどころか、最先端のさらに先を行く健康に生きるための知恵だと思います。世界では都心のオフィスから人々が去る傾向も見られますが、命を脅かす災難は、戻るべき場所に人を戻すのかもしれません。

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