静けさを内面にもたらす

来年の個人的テーマは「食べ物と向き合う少食」で、来年と言わず年末から始めます。都合の良いことに、妻が娘のいる英国に行くために、年末年始は一人長野県で過ごし好きに食べることができます。食べ物は麻薬なので近くに置かず、誘惑の少ない場所で迎える年明けは好都合です。大量買いをする買い物客を後目に、納豆、豆腐と生野菜程度しか買わず、あとは妻が持たせてくれた総菜で5日間の食事を賄います。食べると食べるほど食べたくなり、買うと買うほど買いたくなり、稼ぐと稼ぐほど金が欲しくなる人間の拡張願望が、あながち無益とも言えないのは、留まらない欲望が便利な生活をもたらしたからです。他方で、お金があると専らの関心はお金を使う外部の世界に向かい、消費の高揚感で人は脳を麻痺させ愚かになります。わずかな食べ物で過ごすと食との向き合い方が変わり、ミニマルな休日は、静けさを内面にもたらす気がします。

Translate »