社会資本の共有こそが宿の卓越性

昨日は宿泊ビジネスに関するブレストに参加し、宿のあるべき姿を確認する機会になりました。多くの商品計画において、ホスピタリティやアメニティといった高付加価値化を崇めるあまり、コストとのトレードオフをどのようにして解決するかという実践に踏み込むことは二の次にされます。現在のようにインバウンド需要が戻り始め、市場が活況を呈し始めるときこそ要注意で、ホテルとはかくあるべきといった非効率な精神論が無批判に語られがちです。その根底にある原因は、宿が一種のステイタスシンボルとして、または成功の象徴であるトロフィーとして作られることが多いからのような気がします。宿泊業の醍醐味は面白い人が集まり、居ながらにしてそこから何かが始まる現場を目撃できることにあると思います。新しいビジネスの孵化器となる、社会資本の共有こそが宿の卓越性なのかもしれません。

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