アウェイでは味わえない

以前は早食いでしたが、努めてよく噛むようにしてから気づいたことがあります。外食の時は噛むスピードが速く回数も少ないので、十分に味わうことができないことです。おそらくアウェイの環境では、祖先から伝わるDNAに獲物を取られる警戒心が刷り込まれているからだと思います。幾種かの野生動物が、獲物を一度隠してから落ち着いて食事をする習性も同じでしょう。買ったものを家で食べる場合や、自然の中で食べる場合は、家に居る時と同様に味わうことができます。狩猟採集の時代は顔見知り数人と行動をしており、見知らぬ人と狭い空間で食事をする状況を脳は想定していないはずです。食べることは五感を使う瞑想法として活用されますが、外食の場合はそこが静かな個室だとしても、そのような境地に至ることはありません。家での食事に満たされるのは、落ち着いて食事ができる環境があるからのような気がします。

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