不都合な成功法則

山梨県の道志村から菰釣山(こもつるしやま1,379m)と鳥ノ胸山(とんのむねやま1,208m)に登りました。以前出場した道志村トレイルレース後半の山域にある緩やかな稜線は、ジョギングに最適です。葉が落ち明るくなった稜線の森を、ゆるゆると走る時に幸せを感じます。初冬にしては暖かい気温のなか、落ち葉のカーペットを踏む穏やかな時間は、今この瞬間こそが大切に思え、これ以上の何かへの執着や欲望に大した意味を感じなくなります。人が執着や欲望に突き動かされるのは、目標達成によりドーパミンが分泌され幸福感を得るからでしょう。何かを得ることで感じる快は人類に進歩をもたらしましたが、反面不都合な問題を引き起こしたと思います。ドーパミン的な幸福感はやがて減退し、すぐに次の幸福を欲するようになります。われわれの人生は、飽きずにいつまでも回し車を走り続けるモルモットと同じなのかもしれません。

Translate »