リスクを高める人たち

警察庁によると、昨年の山岳遭難は3,015件(対前年比13%増)、遭難者3,506人(同12%人増)となり、1961年の統計開始以降最多となりました。年を追うごとに単独登山者の割合が増加傾向にあると言います。那須朝日岳で4人が死亡した先月の山岳遭難にしても、8名が死亡したトムラウシの事故も、21名もの死者を出した一昨年の中国でのトレイルランニング大会での事故も、天候の急変や判断ミスが原因とされることには、どこか違和感を覚えます。そんななかで、東洋経済オンラインに「平気で無謀な登山に挑む人たちが溺れる”快楽”」という記事が掲載されました。一般に登山はレジャーにカテゴライズされ、危険なスポーツであることがあまり認識されていません。大半の人々がリスクを最小限にとどめようとする一方、エクストリームスポーツではリスクを積極的に高めることによる興奮が、強い覚醒を促すとの指摘は示唆的です。

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