週末は南会津に宿泊し、宿から車で15分ほどの湯ノ花温泉の共同浴場に行きました。湿原で知られる田代山を源流とする湯ノ岐川に沿って4つの風情ある共同浴場があり、うち2つは混浴です。700年前の鎌倉時代からと伝えられますが、付近は平家の落人伝説が残り、これほど気候の厳しい豪雪地帯まで逃げなくてはならなかった壇ノ浦の戦いが、今われわれが秘湯を楽しめるきっかけとも言えます。4つの共同浴場はそれぞれに異なる地区で管理し、河原に湧く温泉を引き込む石湯は、以前は21世帯の住民で管理していましたが、今は13世帯に減ったそうです。浴槽は48度前後の高温ですが、共同浴場はそれぞれに独特の仕来りがあり、住民が来るまでは迂闊なことができません。このあたりでは移住者が馴染めず出て行くケースもあると聞き、それゆえに共同浴場ならではの独特の風情と仕来りが残っているのかもしれません。