自然のなかで生み出す時間

南会津町に草刈りに行き、湯ノ倉山(1,343m)と大嵐山(1,635m)に登りました。東北の山らしく、累積標高892mを一気に登るそれなりにハードなトレイルは、渓流とブナ林に癒されます。紅葉の季節の週末にも関わらず、出会った人は2組だけで静かな山旅が楽しめます。期待せずに登った大嵐山の山頂からは、360度の眺望が広がります。下山後は値上げしたとは言え、300円で4か所の共同浴場に入れる湯ノ花温泉で入浴をし、レジャーとなった草刈りをして大量の栗を拾うこともでき、充実した休日になります。大衆消費社会の歴史は、贅沢品がやがて必需品になり、新たな義務と欲望を生む際限なき拡大でした。人々が贅沢と感じるものの多くは商業的な贅沢を指しますが、それは他人軸の生き方のような気がします。消費衝動を満足させることではなく、自然のなかで何かを生み出す時間こそ贅沢なのかもしれません。

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