日常生活のなかのハレ

昨日はラブラドールと早朝の散歩中に人工衛星を見ました。街灯のある住宅街でも、その軌跡がはっきり見えるほど夜明け前の空は澄んでいます。無数の人工衛星が飛んでいるはずで、見つけることはそう難しくなく、流れ星を見ることもあります。わざわざ遠くまで出かけなくても、目の前の日常のなかに非日常があり、ワクワクする喜びを感じることができます。日本人の伝統的な世界観のひとつにハレとケがあり、ハレの日には赤飯や尾頭つきの魚、酒などが提供されました。これらが日常食となった消費社会において、その意味合いは変わったと思います。枯渇したエネルギーを回復するためだったハレの食事が日常化すると、むしろ体調を崩し、遠くへ出かけることで疲労を蓄積し、かえって気が衰えるケガレ状態をもたらします。心身を浄化するハレは、工夫次第で日常生活のなかに見出すことができるのでしょう。

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