生涯現役が幸せな生き方だと思うのは、働くことが中心の生活は、社会とつながり充足感を得る方法だからです。必ずしもお金を得ることは必要ではありませんが、収入があればさらに満足感が高まります。仕事には与えられた仕事と主体的な仕事があり、目的意識もなく働き始めた自分が、仕事の主体性を意識し始めたのは比較的最近のことです。仕事の本質は自己実現であり、そこに生きる意味を見出しますが、難しく考える必要はなく、要はやりたいことです。厄介なのは、仕事の主体性は仕事から離れることでしか見えないことで、それが与えられた仕事であればなおさらです。欧米の社会が長期のバカンスを必要とするのは、おそらくこのためでしょう。学びであれ、放浪の旅であれ、何もしない内省の時だとしても、人生には働くことから離れる時期が必要なのかもしれません。第二の人生をやり直せる現代人は幸せなのでしょう。