究極の消去法

東大生の就職先で3年連続の首位だったのは楽天グループです。世間はモバイル事業の赤字と社債償還に苦しむ楽天の行く末に懐疑的ですが、若者の視点はいつの時代も新鮮です。膨大なデータを扱うインターネットサービスは、世界を相手に今すぐ闘いたい野心的な若者にとって魅力的で、GAFAMより規模が小さいことも評価の理由と言います。世界に挑む気概を失った大半の大企業など、緩やかな自滅を待つ退屈な場所に見えるのかもしれません。入社即戦力で面白そうな仕事ができる楽天は、究極の消去法で選ばれる企業と言えそうです。自分の能力に自信のある人は概して楽天的で、同じ会社に留まる気などないでしょうから、モバイル事業問題など取るに足らない問題とも言えます。戦後の経済界で成功を収めたソニーにせよホンダにせよ、厳しい現実よりも空想を優先した楽天主義者の会社だった気がします。

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