唯一の現実など存在しない

試験運用中のGoogle AI「Bard」を試してみました。最新の情報に基づき回答を生成し、複数の回答案を提示するなど利便性は向上していますが、少し試した範囲でも誤情報に基づく回答が見られます。情報の正確性が担保されない点はChatGPTと同じですが、情報がなまじっか更新されているだけに、真に受ける人は増えるはずです。洗練されて気の利いた回答をするが途中で生成を止めてしまうChatGPTに対して、Google AIはありきたりの回答をし、校正を依頼すると意訳をします。人間に求められるスキルはAIが生成するもっともらしい嘘を見抜く力になるのかもしれません。マスメディアによる切り取り報道や印象操作も含めて、外部からもたらされる情報には疑いの目を持つ必要がありそうです。一方で私たちは、各自のフィルターのかかった伝達装置により外部世界を認識しており、元々唯一の現実など存在しないのでしょう。

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