昨日の那覇クルーズターミナルにはMSCポエジア9万3千トンが入港しました。乗客約3千人が上陸すると中心部が賑わい、シンガポールからウェステルダム8万3千トンが着いた先週は、国際通りに欧米人があふれます。一方で、那覇新都心のDFSギャラリア沖縄に人影はまばらで、ラグジュアリーコングロマリットLVMHグループにお金が落ちるアジア発の訪日客の回復には時間がかかるのかもしれません。この場所は沖縄戦の激戦地として知られ、米軍からシュガーローフヒルと呼ばれた安里五二高地はDFSの目の前です。安里配水池公園として整備された丘が、沖縄戦最多の米軍戦死傷者を出した激戦地とは想像できません。日米双方に数千人の戦死傷者を出したと思えないほど小さな丘に、凄惨な歴史を示すものは控えめに設置された碑文だけです。戦後77年を経た日本で、戦争と平和が隣合わせの場所は沖縄を置いて他にはないのでしょう。