暮らしを豊かにする地方都市

先日白河に行った折、関山(せきさん618.5m)に登りました。登山口から山頂までの累積標高差は270mほどしかありませんが、中心部からわずか数kmの市街地に山があることは地方都市の魅力です。旅館の近くには2,000m級の山が控えていたこともあり、毎日のように白河に行っていたのにこの里山に登ったのは初めてです。千年以上に渡り奥州の玄関口として要衝の地であった白河には、今も至る所に歴史が息づきます。山頂には730年(天平2年)に聖武天皇の勅願寺として開かれた古刹、成就山光明院満願寺があり、撞くことのできる銅鐘は1664年(寛文4年)に鋳造された国の重要美術品です。白河の関を訪れたあとに、松尾芭蕉が登ったとされる山頂からは、那須連峰や甲子連山を望むことができます。自然や歴史を身近に感じることができる地方都市は、日々の暮らしを豊かにしてくれると感じます。

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