プロモーションと脳の結託

昼時の赤坂を歩くと、様々な誘惑によりつい飲食店に入りそうになります。30年のサラリーマン生活で、脂肪を溜め込むためにどれほどのお金を使ったことかと思います。胃の調子が優れなくても、食べることがデフォルトになっている脳は、その疑問を打ち消します。一食抜くこともありましたが、それでも食べ過ぎです。一品でも多く売ることが使命の店では、悪い評判が立たないように客を空腹で帰すことはしません。午後は、穂高養生園で、15年間料理を担当した野本弥生さんの出版記念イベントに行きました。養生園は三島由紀夫門下の福田俊作代表というカリスマが主宰するリトリートです。初めて行った30年前は、10時と17時の一日二食の食事に戸惑いましたが、今はそれが普通です。多くの人が腹八分目を実行できない理由は、食欲を促す産業側のプロモーションと脳が結託し、食べないことの快適さに気づかせないからでしょう。

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