北アルプスでは雲ノ平山荘とテントに宿泊しましたが一長一短です。結論から言えば、山小屋が自然と建築物の幸せな関係を作れるどうか、その場所でしか味わえない時間の過ごし方の提案であり、経営者のセンスとこだわり、演出次第だと思います。テント泊はプライバシーが確保され、自然をより身近に体験でき、どのように過ごすかは自分で演出できますが、強風・豪雨のなかでの設営・撤収は避けたい事態です。山小屋は荷物を減らせるために行動範囲が広がり、栄養のある食事が摂れるのに対して、テント旅は自然をダイレクトに感じる身体感覚を伴い、水と排泄以外は自己完結するある種の達成感を得られます。山小屋は1泊2食13,000円の相場形成がされつつあり、30%程度のキャンセル料を取るところもありますが、テント泊なら予定を決めない旅ができます。雲ノ平山荘のレベルに達していれば山小屋、それ以外はテントという判断になりそうです。