原爆投下の日を迎え戦争を意識する季節になり、同時に先祖のことを思います。子供時代は祖父の家の仏壇で毎日手を合わせましたが、いまや家庭の仏壇や神棚は絶滅状態です。仏壇の上には曾祖父母と幼くして亡くなった叔母の写真があり、毎朝先祖に感謝し手を合わせる仏壇はパワースポットであり、人間形成にも影響を及ぼすと思います。今や食事の前に手を合わせる習慣もなく乱暴に食べ、現代人は何に対しても感謝がなく、ひたすら我欲の追求に忙しいだけに見えます。わがままを言うと罰が当たるとかつては諭されましたが、今やただの迷信となり、恥知らずの強欲が闊歩する時代です。有史以来常に空腹だった祖先を思い、多少なりとも食事への感謝の気持ちがあるなら、生活習慣病もここまでひどくはならなかったでしょう。自分でも制御できない食欲を抑えるのは、食前に手を合わせる感謝の習慣かもしれません。