長野県にいるときの食事は、赤飯、味噌汁、ぬか漬け、納豆、サラダに時々魚の干物といったワンパターンですが、飽きることがなく一汁三菜的料理の偉大さを感じます。このペースを崩さなければ体調は良好で、山でスタミナ切れになることも、余計な出費をすることも、調理の手間もありません。東京の自宅に戻ると料理のバリエーションが豊かになりありがたい反面、誰かが持ち込んだ好ましからざる菓子類についつい手が伸びます。最も忌避すべき小麦粉のお菓子などは食べ始めると偏桃体をハイジャックされ食べ続けるはめになります。健康リスクの高いジャンクフードを、買わない、作らない、持ち込まない、といった三原則は一人暮らしなら可能ですが、家族に強要するにも限界があります。至る所に罠や気を散らすものがある飽食時代は健康を蝕む点が悩ましく、世捨て人のように隠居する必要があるのかもしれません。