家の食事に満たされない?

妙にぬか漬けにはまり、毎日の食卓に上がるようになりました。日々変化するぬか床の様子を観察し、味見をしていると塩加減や足しぬか、温度調節と発酵スピードの関係が分かってきます。ぬか漬け一皿が増えただけなのに食事の満足度は大いに向上しました。画家は一般人に比べ絵を見るときに幸せになり、演奏家が音楽を聴くとき幸福なように、食事で幸せになるには調理をすることだと思います。料理の仕込みをしていると、次の食事への熱量が上がり、普段より美味しく感じます。外食をするモチベーションが起きないのは、日常の食事に満足してしまい、ここから先得られるであろう美味しさのために、エクストラコストを払い、わざわざ外出してアウェイの環境で食べることに気が進まないからです。外食サービスが発達する日本はエンゲル係数の高い先進国とされますが、家の食事に満たされないことの裏返しなのかもしれません。

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