快楽を求めるのは生き残るため

昨日は朝の博多を旅ランしました。東京とは違い4時にはまだ薄暗い西日本では、汗をかかない爽やかなランニングを楽しめます。自宅にいるときは一切走りませんが、旅先では街の全体を把握するために走ることが最良であり、位置関係と距離を身体感覚として理解できます。自分の足で長距離移動することが当たり前だった時代には、すべての旅人はアスリートでしたが、現代の軟弱なアスリートは旅先ぐらいでしか走りません。面倒で苦痛なランニングは、7割の人が1年以内に止める挫折しやすい運動ですが、走り終わると爽快です。米国ではマラソンがブームになるのは大恐慌やベトナム戦争などの国家の危機とされ、911テロの翌年にはトレイルランニングが突然ブームになりました。危機が訪れると人間は原初的な生き残りのスキルである走ることに目覚め、同時に生き延びることを優先してそのDNAは、刹那的な快楽のトレッドミルを走り続けさせるのかもしれません。

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