階段の健康効果

2年前に地下住戸に引っ越して以来30年ぶりに屋内階段のある生活になりました。住宅のなかではわき役の存在ですが、単に地下と1階をつなぐ動線というだけでなく、居ながらにして体を動かし、チェックする貴重な空間だと思います。地下のリビングにいる時間が長いのですが、自室のある1階との間を行き来する回数が多く一定の運動になります。ロンドンバスの運転手と車掌を比較すると、バスの1、2階を往復して運動量の多い車掌は、運転手より冠動脈疾患の発生率が3割少ないという研究があります。動かす筋肉を意識することで、ホテルのメイドさんのような清掃の仕事が体を健康にすることも示されています。運動に加え、寝起きに階段を下る際の筋肉の複雑な動きのスムーズさを見ることで睡眠の質を知ることもでき、階段の健康効果にはもっと注目すべきかもしれません。

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