花粉症を避けてこの時期に沖縄や南方で過ごす人は昔から一定数いました。避粉地として訪れる以前から、那覇は仕事で最も多く訪れた都市で、写真の県庁に通っていたのは20年以上も昔です。長期滞在型のホテルが多い那覇は、従来の一点豪華主義のリゾート型休暇だけではなく、地域の日常生活に溶け込む生活観光をするのに最適です。「旅と暮らす」の境界があいまいになっても、人は日常ではないどこかを目指したいのだと思います。その街固有の地域性を最も手軽に体感できる場所はスーパーや商店街で、東京では出会わないのに、どの店にも必ず置いてあるお菓子があったりします。観光地と言えない案内板もない二級、三級史跡をめぐるオーダーメイド型観光をGoogleマップは実現してくれます。那覇市内には住宅街の狭い路地の突き当りなど、立ち入れば不審者と間違われかねないような場所に今も人知れず大戦中の避難壕が不気味な口を開けています。家族と行けば批判必至のオタク旅は一人で行くに限るのでしょう。