今の季節の那覇は歩くのに最適で、汗をかくことが少なく歩数計は4万歩を超えます。早朝に首里城や浦添城、瀬長島あたりまで歩き、午前中は県立図書館で調べものをして午後から仕事をするといったルーティンは生産性が高そうです。首里城には何度も足を運びましたが、有料エリアに足を踏み入れたことはありません。単にケチということもありますが、人が集まるメジャーな観光地には魅力を感じません。見世物となった商業空間に生命力を感じることはなく、その土地の社会的、歴史的、文化的、地域コミュニティから断絶した言わば死んだ観光地に思えます。いくら歴史や文化に忠実に作ろうともそこに心を動かされることはありません。首里城で一番好きな場所は首里城の地下に作られた第32軍司令部壕です。生い茂る木々に埋もれほとんど立ち寄る人もいない入口の鉄格子前に立つと神妙な気持ちになります。そこだけは今も生きていて過去とつながれる気がします。生活観光が魅力的なのも、生きた暮らしを体感し生命力を感じるからだと思います。